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2008/1/4 金曜日

資源・素材セクター主導で全面高、急落後の買い戻し加速

昨日の下げ分を取り返す動き

 

 本日の香港マーケットは、昨日のNY市場が小幅ながら3営業日ぶりに反発したこともあり(ダウは0.1%高)。連日の下げから一転して急反発する流れとなりました。昨日687ポイント(2.44%)安で引けたハンセン指数は、この日632ポイント(2.35%)高の27519ポイントで引けています。昨日の本欄で「海外ファンド筋の投げが相次いだが、売り一巡後は遠からず資金の還流が加速する」と書かせていただいたように、値ごろ感の出てきた優良株が広範に買い戻された格好です。

   中でも上げが目立つのは資源・素材セクター。昨夜のWTI先物が一時100.09ドル/バレルをつけるなど(終値は99.18ドル/バレル)、原油価格が連日で高値を更新したことが追い風となりました。個別では、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が7.4%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が5.0%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が5.6%高。サイノペックに関しては、「原油加工部門の損失補填として価格補助金100億−150億人民元(07年分)を受け取る」という観測が浮上したことも刺激材料です。

 

 原油と同様に、金相場が最高値圏にあることを受けて産金メーカーも軒並み急伸。霊宝黄金(3330/HK)が20.0%上昇したほか、紫金鉱業(2899/HK)が7.1%高、招金鉱業(1818/HK)が8.5%高で引けました。他の非鉄セクターでは、親会社資産の買収観測が再浮上した江西銅業(358/HK)が9.7%高と動意づいています。

 

  原油をはじめとする商品市況の高騰は、インフレ警戒感を強めるという意味で株式市場のマイナス材料になる可能性があるのですが、この日、素直に好感されたことからも、マーケットの地合いがそれほど悪くない状況と考えられましょう.

 米景気の動向をはじめ外部環境には不透明感が残りながらも、少なくとも内部のファンダメンタルズは安定しているといえます。それを裏付けるように、中国本土の株式市場はこの日も上昇。上海総合指数が0.78%高の5361ポイントで取引を終えるなど、年明け2日からの3日続伸です。

   香港マーケットに関しては、年初のロケットスタートというわけにはいきませんでしたが、決して悪い環境にはないと考えます。市場でも、下値が堅く中長期の上昇トレンドは不変という見方が支配的なようです(後掲「現地ホット情報――香港市場のファンダメンタルズ良好、外部不安定ながら長期ポジティブ」参照)。

  他の個別動向で目立ったのは、引き続きオリンピック銘柄が物色されている点。北京五輪の協賛スポンサーとなった青島ビール(168/HK)が9.9%高と連日で急伸したほか、スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)と安踏体育用品(ANTAスポーツプロダクツ:2020/HK)がそれぞれ8.1%高と5.9%高で引けています。五輪の開催年だけに、このテーマはさらにクローズアップされることとなりそうです。

 

2007/12/29 土曜日

外部環境の悪化で続落、地政学リスクによるファンドの売りが加速

 想定外のテロ発生で投資マインドがやや冷え込む

 

 昨日の香港マーケットは、パキスタン情勢の緊迫化で米株や日本株が急落したことを嫌気し、終日、売り物に押される流れとなりました。ハンセン指数とH株指数は、それぞれ1.7%安の27370ポイントと2.18%安の15991ポイントで取引を終了しました。

 27日のNY反落は(ダウ1.42%安、ナスダック1.75%安)、11月の米製造業耐久財受注が市場予想を下回ったこと(=米景気の減速懸念)もマイナス要因ながら、やはり、パキスタンのブット元首相が選挙集会中に暗殺されたことの衝撃が大きかったためでしょう。

 核保有国パキスタンの政情不安が他の中東地域に飛び火した場合、国際投資マネーによる投げ売りの加速が避けられないからです。それを裏付けるかのように、この日は東京市場も大幅続落(日経平均256円安)を余儀なくされました。

 ただ、個人的には(やや希望的観測もありますが…)香港マーケットの下げは限定的にとどまると見ています。専門外の分野に立ち入る僭越(せんえつ)さをお許しいただき、あえて私見を述べることに致しますと、◆今回のテロは、現時点で他地域に波及する気配がみられないこと、◆仮に同問題で欧米市場の投資マインドが冷え込むようなことになっても、中国株マーケットはテロに対しディフェンシブと言われている(=資金の投資先になり得る)こと――などがその理由。中でも、このところ本土株に底打ち反発の兆しが鮮明化していることが支えになると考えます。

 

 その本土市場ではこの日、上海総合指数が終値こそマイナスとなりながらも(前日比0.89%安の5261ポイント)、場中、0.52%高の5336.50ポイントまで買われる場面がみられました。地政学リスクを含む外部要因に対し、中国マーケットの耐性が強いことの表れではないでしょうか。

 

 年内の立会いは残すところ31日の半日取引のみとなりましたが(本土市場は本日が最終商い)、来年初の相場が強含むというスタンスに今のところ変化はありません。

 当面の注目テーマとしては、本土回帰(香港上場の中国銘柄によるA株上場)や通信業界の再編などが挙げられます。後者については、後掲「現地ホット情報――来年のメインテーマは3G導入、通信セクターに妙味」でも触れました。

 また、オリンピック・イヤーの08年を迎えるにあたり、旅行関連の銘柄がクローズアップされてきた点にも注意したいところです。

p.s. 注目の通信業界に関しては、周辺セクターのネット銘柄にも動きがありそうです。

2007/12/27 木曜日

投資マインドは冷え込んでいない

 クリスマス連休明けとなる本日(27日)の香港マーケットは、連休中の米国、中国本土市場の続伸を受けて高くスタートしたものの(ハンセン指数は一時0.8%高の28343ポイント、H株指数は1.0%高の16644ポイントに上昇)、後場にかけて利食い売りが優勢となり、結局マイナスの引けを余儀なくされました。

 

    ただ、書き出しで述べた通り、買い意欲を減退させるようなネガティブな変化が起こったわけではありません。21日、24日と急伸が続いただけに、ひとまず持ち株の一部を手仕舞っておこうという動きが出たためと見るべきでしょう。

 

  もちろん、マーケットを取り巻く環境も引き続き安定しています。昨日(26日)のNY株式は小幅ながら4日続伸(ダウ0.02%高、ナスダック0.40%高)。12月小売売上高の観測を嫌気して売りが膨らむ場面がみられたものの、先週末にシンガポール政府系ファンドによるメリルリンチへの資本注入が伝えられるなど、米金融システムの安定期待が高まる中で買い戻された格好です。

 

  一方、内部の地合いは大きく改善しています。最も大きなポイントは、言うまでもなく本土市場の反発基調が鮮明化してきたこと(本土株はこの日も上昇し、上海総合指数は1.44%高の5308ポイントと続伸)。今朝配信したネット証券向けニュース「相場見通し」でも述べましたが、本土株の回復によって、香港マーケットでは再び「本土回帰」(香港上場の中国銘柄によるA株上場)を計画している銘柄やA/H価格差の大きい銘柄に注目が集まりはじめています。

  A株上場の正式認可を受けて一昨日に急伸した紫金鉱業(2899/HK)は、利益確定売りで小反落したものの、同じく「本土回帰」の観測が強まる銘柄として、上海電気(2727/HK)が2.1%高、北京首都国際機場(北京国際空港:694/HK)が3.5%高、中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)が6.3%高と軒並み大幅高です。中国電信に関しては、3Gの導入とこれにあわせた業界再編も刺激材料。このほか通信キャリアでは、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が3.6%高、中国網通(チャイナ・ネットコム:906/HK)が3.4%高と上昇し、通信設備メーカーの中国通信服務(552/HK)が6.9%高、中興通訊(ZTEコーポレーション:763/HK)が7.0%高と買い進まれています。

 

    本土の不動産セクターも、本来はマイナス材料(不動産固定資産税の来年導入に向けて、当局がこのほど検討を開始する意向を示したこと)が嫌気されてもよい場面ながら、この日は「本土回帰」の話題が相殺してくれたようです。A株上場を予定しているデベロッパー各社の値動きをみれば、首創置業(北京キャピタル・ランド:2868/HK)が小安く引ける一方で、富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が0.2%高、復地集団 (上海フォルテ・ランド:
2337/HK)が4.8%高――などとなっています。
    くどいようですが、本土株の反発が確認される地合いでは、しばらくの間、「本土回帰」のテーマ性がクローズアップされることはほぼ間違いありません。A株上場のメリットとその候補とされる銘柄の一覧に関しては、タイミングよく後掲「現地ホット情報――本土回帰は来年もメインテーマ」が説明しています。

    同記事で注目すべきは、「A株上場によって調達した資金の使途がどうなっているかに注意する必要がある」と書かれている点。(親会社資産の買収など)優良M&Aに投じられるのではない場合は、上場によって材料が出尽くす可能性があると警鐘を鳴らしています(ペトロチャイナが好例)。一読の価値があるので是非ご覧ください。

 

 

投資マインドは冷え込んでいない

 クリスマス連休明けとなる本日(27日)の香港マーケットは、連休中の米国、中国本土市場の続伸を受けて高くスタートしたものの(ハンセン指数は一時0.8%高の28343ポイント、H株指数は1.0%高の16644ポイントに上昇)、後場にかけて利食い売りが優勢となり、結局マイナスの引けを余儀なくされました。

 

    ただ、書き出しで述べた通り、買い意欲を減退させるようなネガティブな変化が起こったわけではありません。21日、24日と急伸が続いただけに、ひとまず持ち株の一部を手仕舞っておこうという動きが出たためと見るべきでしょう。

 

  もちろん、マーケットを取り巻く環境も引き続き安定しています。昨日(26日)のNY株式は小幅ながら4日続伸(ダウ0.02%高、ナスダック0.40%高)。12月小売売上高の観測を嫌気して売りが膨らむ場面がみられたものの、先週末にシンガポール政府系ファンドによるメリルリンチへの資本注入が伝えられるなど、米金融システムの安定期待が高まる中で買い戻された格好です。

 

  一方、内部の地合いは大きく改善しています。最も大きなポイントは、言うまでもなく本土市場の反発基調が鮮明化してきたこと(本土株はこの日も上昇し、上海総合指数は1.44%高の5308ポイントと続伸)。今朝配信したネット証券向けニュース「相場見通し」でも述べましたが、本土株の回復によって、香港マーケットでは再び「本土回帰」(香港上場の中国銘柄によるA株上場)を計画している銘柄やA/H価格差の大きい銘柄に注目が集まりはじめています。

  A株上場の正式認可を受けて一昨日に急伸した紫金鉱業(2899/HK)は、利益確定売りで小反落したものの、同じく「本土回帰」の観測が強まる銘柄として、上海電気(2727/HK)が2.1%高、北京首都国際機場(北京国際空港:694/HK)が3.5%高、中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)が6.3%高と軒並み大幅高です。中国電信に関しては、3Gの導入とこれにあわせた業界再編も刺激材料。このほか通信キャリアでは、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が3.6%高、中国網通(チャイナ・ネットコム:906/HK)が3.4%高と上昇し、通信設備メーカーの中国通信服務(552/HK)が6.9%高、中興通訊(ZTEコーポレーション:763/HK)が7.0%高と買い進まれています。

 

    本土の不動産セクターも、本来はマイナス材料(不動産固定資産税の来年導入に向けて、当局がこのほど検討を開始する意向を示したこと)が嫌気されてもよい場面ながら、この日は「本土回帰」の話題が相殺してくれたようです。A株上場を予定しているデベロッパー各社の値動きをみれば、首創置業(北京キャピタル・ランド:2868/HK)が小安く引ける一方で、富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が0.2%高、復地集団 (上海フォルテ・ランド:
2337/HK)が4.8%高――などとなっています。
    くどいようですが、本土株の反発が確認される地合いでは、しばらくの間、「本土回帰」のテーマ性がクローズアップされることはほぼ間違いありません。A株上場のメリットとその候補とされる銘柄の一覧に関しては、タイミングよく後掲「現地ホット情報――本土回帰は来年もメインテーマ」が説明しています。

    同記事で注目すべきは、「A株上場によって調達した資金の使途がどうなっているかに注意する必要がある」と書かれている点。(親会社資産の買収など)優良M&Aに投じられるのではない場合は、上場によって材料が出尽くす可能性があると警鐘を鳴らしています(ペトロチャイナが好例)。一読の価値があるので是非ご覧ください。

 

 

2007/12/21 金曜日

悪材料の出尽くしで上昇、本土利上げは織り込み済み

 外部環境が落ち着く中で、内部の不透明感もひとまず薄らいだ――。本日の香港マーケットは、中国本土の利上げによる悪材料の出尽くし感で幅引く買いが入り、ハンセン指数が2.26%高の27626ポイント、H株指数が1.58%高の15981ポイントで取引を終了しました。

 

 意表をついて昨夜に発表された利上げは(週末の発表が通例)、タイミング的に若干のサプライズを伴うとは言え、実施そのものは織り込まれています(後掲「現地ホット情報――中国本土で利上げ」参照)。逆に安心感が強まったため、香港の30分前に開く本土市場も続伸してスタート(上海総合指数は1.15%高の5101ポイントで終了)。これをにらみながら、香港マーケットも終日買いが先行した格好です。

 預金金利の上げ幅が貸出金利のそれよりも大きかったことは(貸出基準金利の上げ幅は0.18%、預金基準金利は0.27%)、利ザヤが縮小する意味で本土の銀行セクターにとってネガティブ。工商銀行(1398/HK)が2.5%上昇した以外、大手各行の上げが小幅にとどまったのはこれが理由とみられます。

 

 しかしながら、他の産業に与えるマイナス影響は少ないはず――。特に、住宅ローン金利が据え置かれたことで、不動産セクターのダメージが軽微にとどまると思われます。本土系デベロッパーの値動きをみても、中国海外発展(チャイナ・オーバーシーズランド:688/HK)が5.4%高、合生創展集団(ホプソン・デベロップメント:754/HK)が2.6%高、復地集団 (上海フォルテ・ランド:2337/HK)が3.9%高、富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が1.1%高――などと軒並み上昇しました。

 

 保険セクターの値動きも注目されます。利上げによって大口預金などの運用利回り向上が見込まれるほか、ここに来て本土株が反発し始めたことも株式運用益の拡大につながるからです。中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.9%高、平安保険(2318/HK)が1.9%高、人民財産保険(PICC:2328/HK)が1.9%高と堅調に推移しました。

 

 また、ディフェンシブなインフラ銘柄にも継続買いが入っています。交通インフラ建設の中国中鉄(390/HK)が6.8%高と連日で急騰したほか、中国交通建設(1800/HK)も3.5%高と動意づきました。交通インフラの絡みでは、高速道路セクターも幅広く買われています。この日は江蘇高速(177/HK)が3.2%高、浙江高速(576/HK)が2.9%高、深セン高速(548/HK)が2.4%高で引けました。四川高速(107/HK)は2.8%安と反落しましたが、A株上場や親会社資産の取得などの刺激材料があるため、中期的には戻りのピッチが加速する可能性があります。

p.s.  書き出しで触れたように、外部環境も安定していると考えられます。昨夜の米株は、オラクルの好業績を受けてハイテク株主導で反発(ダウは0.29%高、ナスダックは1.53%高)。サブプライムローン問題の影響が払拭されたわけではないものの、目立った悪材料がないまま落ち着いた値動きです。米景気と米株の動向は、今後の香港マーケットに少なからず影響を与えると思われますが、内部の悪材料が出尽くしつつあることで地合いは大きく改善したと考える次第です。来週の値動きに期待します。

2007/11/22 木曜日

内外環境悪化で続落、NYと本土の大幅安を嫌気

引き続き悪材料のオンパレードながら、一時は上昇に転じるなど売り一巡の兆しもある

 

 本日の香港マーケットは、NY市場の急落と本土市場の大幅続落を受けて売りが膨らむ展開となりました。ハンセン指数とH株指数は、それぞれ2.3%安の26004ポイントと2.7%安の15561ポイントで取引を終了(安値はそれぞれ2.8%安の25861ポイントと3.3%安の15460ポイント)。ただ、安く始まった後に値ごろ感の買い戻しが相次いだため、中盤にかけて指数がプラス圏で推移した点は注目に値します。

 確かに、今の地合いは積極的に買い向かうことができる状態ではありません。昨夜のNYダウは、引き続きサブプライム住宅ローンに絡む信用収縮リスクが強まる中で1.62%安(ナスダックは1.34%安)。感謝祭休場を前にした手仕舞い売りも一因とはいえ、引き続き米景気の先行き不透明感という根本要因が嫌気されています。泣きっ面に蜂で円高ドル安が進むなど(円相場が108円台に急伸)、円キャリートレードの巻き戻しも売りを加速させました。
 内部的にもマイナス材料が多数。本土で利上げをはじめとする各種の引き締め実施観測が強まっていることは本欄で繰り返し述べていることですが、新たなに不動産市場の規制強化に向けて建設プロジェクトの認可を厳格化する動きが出てきていることも逆風です。これを嫌気して、この日の上海総合指数は4.4%安の4984ポイントで引けました。もちろん、これも香港マーケットの投資マインドを冷やした要因です。
 ただ、書き出しで触れたように、中盤にみられた買い戻しは単にテクニカルな動きではないような気がします。中国株マーケットのファンダメンタルズを冷静に分析した場合、やはり市場参加者の多くは中長期の上昇トレンドは不変と確信しているのではないでしょうか。
 
 これについて、まさに正鵠を射たと思えるような見解が大和総研のリポート(22日付、海外情報〜アジア市場)に出ていましたので、少し長くなりますが、以下、引用させていただきます。
◆11 月から始まったアジア市場の株価調整は概ね健全で短期間で収束すると判断している。中期的に見た株価上昇トレンドに変化はないと認識しており、年末年始にかけて再び上昇基調に乗るだろう。
◆ 要因として米国のサブプライム問題に関わる当面の悪材料は出尽くしたとみられることに加え、(1)バリュエーション調整の進行、(2)原油価格の上昇に対するアジア経済の抵抗力、(3)米ドル安が進行する中での季節性からみたアジア市場への資金流入の可能性、などが指摘できる。
◆ こうした引き続きアジア市場に対する楽観的な見方に対するリスク要因としては、中国株式市場の変調が挙げられよう。中国政府の政策などがきっかけとなって、国内市場暴落→個人消費の低迷から景気冷え込み懸念が生まれれば、香港など中国への依存度の高い地域を中心に株価低迷につながる可能性もある。ただし、現在の株価は上げ下げを繰り返しながら安定的に推移しており、株価下落を更に促すような政策は採りにくいと思われる点などから政策リスクの可能性は極めて小さい。
 
 以上が同リポートのポイントです。これを踏まえつつ、香港市場のレーティングを「オーバーウェイト」に据え置いた点に注目。その理由について、「10月末までの上昇率が高かっただけに調整もやや大きめ。ただ、低水準の実質金利や米国利下げの可能性、H株とA株の価格差などの要因を考慮すれば、当面の底値は近づいていると判断している。大きく買い増すチャンスか」と説明しているのも心強い限りです。
 
 なお、本土市場は「オーバーウェイト」にアップグレードしました。その理由は「10月の好調な景気指標を背景に11月中にも金利引き上げが実施される可能性が高い。足元の株価調整はこうした要因を反映している部分もあり、利上げ実施後は悪材料出尽くしとなる。金融や消費セクターを中心に業積予想が好調であることも株価押し上げ要因」とのことです。
 来週のマーケットは、香港、本土ともに底打ち反発の動きがみられると期待します。

2007/11/2 金曜日

急反落、米株安と本土株安を嫌気

 

 NYの大幅安はややサプライズだが、基本的にスピード調整は想定の範囲内

 

 本日の香港マーケットは、内外環境の悪化を受けて3%超の下げを強いられる展開となりました。

       昨夜の米国市場では、利下げの打ち止め観測が強まったことや景気の先行きに対する不透明感が強まった(ISM製造業景気指数が市場予想を下回った)ことなどが嫌気され、ダウが362ドル(2.6%)安と急反落。原油が高騰していることも買いを手控えさせる要因ながら、やはり米サブプライム・ローン問題による景気の悪化懸念が最大の重しになっていると考えられます。

 ネガティブなサプライズといえるのは、「景気は底堅いものの利下げは継続される」という昨日までの希望的観測が打ち消された点です。金融政策と景気動向の判断について、都合の良いシナリオが一夜で逆転したことになります。

  ただ、サブプライム・ローン問題の悪影響がほぼ払しょくされたとの意見はこれまでも少数です。「マイナス影響が最も顕著になるのは来年1―3月期」というのが市場のコンセンサスですから、膿を出し切るまでには、まだまだ時間を要すると考えられています。

 したがって、米株をはじめとする外部環境はしばらくの間、(債権焦げ付きなど景気悪化に絡む)悪いニュースと(利下げなど景気刺激に絡む)良いニュースが入り混じりながら乱高下する場面が続くとみるべきでしょう。個人的には、「外部の投資環境が不透明だからこそ、相対的に安定感のある香港マーケットに資金をシフトさせておく」という認識が強まると期待しています。

 

  一方、A株の動向をはじめとする内部環境もそれほど心配はしていません。少なくとも、本土市場の下げに関しては相当程度織り込まれているからです(本日は上海総合指数が2.28%安と続落)。社会保障基金による株式保有比率の引き下げが昨日伝えられたことは新規のマイナス材料ながら、今週末あたりに発表される可能性もある金融引き締め(利上げなど)に対しては、本土、香港ともにかなり覚悟ができているはず。

 

 本日、A株の下げと歩調をあわせてH株が急落したのも、こうした悪材料を織り込む動きとみてよさそうです。  さらに、「本土に比して香港の方が下値は堅い」という見解も変更するつもりはありません。これについては、◆適格機関投資家(QDII)ファンドの設定が相次いでいること、◆それほど遠くない将来、いわゆる「港股直通車」(本土個人による香港株の直接売買)が解禁される可能性があること――という需給の好転期待があるからです。

 加えて、大型H株のA株IPOが相次いで認可されそうなことも刺激材料となります」と書かせていただいた通りです。

 したがって、来週の香港マーケットも内外環境をにらみながら上下に振れる場面がみられると思いますが、基本的には強気のスタンスを維持したいと考えます。

 特に6日(火)は、人気のネット株、阿里巴巴網絡(アリババ:1688/HK)の香港上場を控えている点が注目されます。本日GEMに上場した中国オンライン・ゲーム中堅のネットドラゴン・ウェブソフト(8288/HK)は、アリババの前座と言っては失礼ながら、中国ネット銘柄の注目度を高める上で一役買ったといえます。

  現時点で最もメジャーなネット銘柄、騰訊控股(テンセント:700/HK)はこの日、これまでの急伸に対する警戒感で売られたものの、本命のアリババが上場することで再び動意づく局面がみられるかもしれません。

 

 

2007/10/22 月曜日

大型株主導で急反落、米株安と円高ドル安を嫌気

 外部環境の悪化で上昇が一服も、材料のある銘柄には押し目買いが入る展開

 

 週明け22日の香港マーケットは、先週末のNY株式急落(サブプライム・ローン問題の悪化懸念、原油高騰によるインフレ圧力などでダウは366ドル安で終了)や円高ドル安の進行(一時113円台に突入)に伴う円キャリートレードの巻き戻し懸念を受けて、これまで相場の上げを主導してきた大型優良株を中心に大きく売られる流れとなりました。

 今晩のNY株式がさらに弱含むようなことになれば、米国や新興国・地域の株式に向かっていた海外リスクマネーの動きが萎縮するため、香港マーケットも一定の影響を受けざるを得ないと思われます。9月以降は目立った押し目のないまま急騰を続けていただけに、外部環境の不透明感は利益確定売りに格好の口実を与える可能性があるからです。 

 ただ、世界各国の市場を見渡した場合、香港は中期的に最も安定感のあるマーケットの一つに数えられることに変わりはありません。

 

 本欄で繰り返しているように、香港市場には依然として、本土マネーの流入という資金需給の好転要因が存在しています。潤沢な本土の投資資金を香港に呼び込むスキームとして、適格機関投資家(QDII)ファンドの設定が相次いでいることがその代表例です。先週までに4本が設定されたQDIIファンドは(募集総額170億米ドル、うち香港に最大80億米ドルが流入か)、さらに9本が認可待ちの状態です。

 

 個人版QDIIといわれる港股直通車(本土個人による香港株の直接売買)については解禁時期が先送りされながらも、実際にスタートすれば資金の流入規模がQDIIを上回るとの見方が多いだけに、潜在的な需給の好転要因であることに間違いはありません。

 

 したがって、外部環境の悪化がもたらした短期的な調整は、長期の上昇トレンドが続くという前提の下では押し目買いの好機ととらえるべきではないでしょうか。

 書き出しで触れた通り、本日のような急落局面にあっても、材料のある銘柄に対しては着実な買いが入る展開です。例えば、本土回帰(H株やレッドチップのA株上場)が煮詰まった中国銘柄の一角が好例。たとえば、11月5日の上海A株上場を発表した中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)は、マイナス0.7%と小幅安で引けながらも、場中は終始プラス圏で推移しました。また、先週末にA株上場の意向を改めて表明した中海集装箱運輸(中海コンテナ:2866/HK)は、0.1%のプラスで終了するなど全体相場に逆行高です。

  調整一巡後の物色対象としては、引き続きA株上場予定銘柄やA/H価格差銘柄に妙味があると考えられます。

       他の手がかり材料としては、政策メリットのテーマ性も浮上。先週の中国共産党大会で、「和諧社会(調和の取れた社会)」の建設が改めて政策目標に掲げられたことで、その恩恵を受ける銘柄が話題になっています。

 

 

2007/10/19 金曜日

中国銘柄主導で続伸、A/H統合観測を受けて全面高

H株とレッドチップに新規の刺激材料

 18日の香港マーケットは、A株とH株の統合期待を受けて全面高でスタートし、ハンセン指数が一時2.5%高の30025.07ポイントと3万ポイントを突破し、H株指数が5.0%高の20516.85ポイントまで買われる展開となりました。

 

 その主な理由として、中国証券監督管理委員会の屠光紹・副主席が昨夕、「香港上場の中国銘柄と本土株の交換が可能か否かを研究している」と発表したことによります。A/H統合に含みを持たせる発言を行ったことで、A株に比して株価水準が安いH株のサヤ寄せ(株価水準の上方修正)期待が一気に強まった格好です(逆に本土市場は、A株が下方にサヤ寄せすることを懸念して続落)。

 

 この発言を好感した昨夜の米ADR市場では、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が14%高、中国人寿保険(チャイナ・ライフ:2628/HK)が12%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が16%高、エン州煤業(1171/HK)が17%高、中国アルミ(2600/HK)が13%高――とH株の主要銘柄が軒並み急騰しています。

 

 屠副主席はまた、レッドチップ銘柄によるA株上場の可能性にも言及。「それほど遠くない将来に実現する」と楽観的な見方を示したことで、同じく昨夜の米ADR市場で中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が9%高、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が8%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が7%高――などと大幅続伸です。

 

 もっとも、A/H(または将来のA/レッド)の実質的な統合を巡っては、制度上、実現の可能性に多くの疑問点が存在することも事実です。そもそも、屠副主席が打ち出した「株式の交換を可能にすること」とは、具体的にどのような仕組みを意味し、何を意図したものなのか不明。文字通り1対1の交換を可能にすることで両者を等価なものとし、A/H価格差を解消することを狙ったものなのでしょうか。いずれにせよ、実現までには制度改革を含めて幾多の困難があることは間違いありません。

 

 18日の値動きもそれを裏付けています。朝方こそ全面高の展開でしたが、後半は利益確定売りが相次いで上げ幅が縮小する流れです。

 ただ、確実に言えることは、(A/H統合の実現性が高かろうが低かろうが)本土マネーの流入期待が継続する中で、香港マーケットの需給環境は極めて良好な状態にあるという点。17日の証券会社主催オンラインセミナーでもお話しさせていただきましたが、今の相場は本土投資家が好みそうな中国銘柄の大型優良株が主導する地合いが継続しています。 

 具体的にはA/H格差銘柄とA株上場予定銘柄(レッドチップを含む)です。あくまで参考例にすぎなせんが、同セミナーでは個別銘柄として、大唐国際発電(991/HK)、江西銅業(358/HK)、中国アルミ(2600/HK)、神華能源(1088/HK)、馬鞍山鋼鉄(323/HK)、中信銀行(998/HK)、天津創業環保(1065/HK)、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)、中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)、中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)、上海電気(2727/HK)――を挙げさせていただきました。また、H株、レッドチップ以外の中国銘柄では、業界トップ企業の注目度も高まることでしょう。個別では、騰訊控股(テンセント:700/HK)や蒙牛乳業(2319/HK)をご紹介させていただきました。

 ネット株の代表というべき前者は、アリババ(Eコマース中国最大手)の11月上場観測も刺激になりそうです。また、牛乳最大手の後者に関しては、食品セクターの中でも「牛乳市場」が突出した成長率を誇る点が追い風です。

 

2007/10/12 金曜日

利食い売りで反落、本土安も買い手控え要因

 高値更新後の下げは健全なスピード調整――

 本日の香港マーケットは、週末を控えて様子見気分が広がる中、本土株の下げに連れ安する形で幅広く売られる展開となりました。本土、香港の両市場とも、これまで急ピッチの上昇が続いていただけに利益確定売りが出るのは自然な流れです。

 

 本土株に関しては、「5年ぶりに国有株の放出が再開される見通し。財政部を中心とした作業チームが草案の作成を終え、07年内にも国務院に提出する段取り」と中国誌「財経」のウェブサイトが報じたことも嫌気されました。適格国内機関投資家(QDII)ファンドの相次ぐ設定や「本土回帰」(H株やレッドチップのA株上場)の加速を受け、ただでさえ資金流出の動きが表面化している本土市場にあって、このうえ国有株の大量売却が行われるようなことになれば、需給が一気に悪化すると懸念されたのでしょう。

   もっとも、これにより本土株が長期低迷局面に陥ると予想する向きは極めて少ないといえます。国有株をどのタイミングでどの程度市場に放出する意向なのかは不明ながら、当局は相場の暴落を望んでいるわけではなく、あくまでバルブを抑制する程度にとどめると推測されるからです。今回のニュースも、市場の反応を探るための意図的なリークかもしれません。

 

 いずれにせよ、経済ファンダメンタルズが悪化していない以上、中国株マーケットの上昇トレンドは不変とみるべきでしょう。この日のH株指数が後半にかかて大きく買い戻される動きをみても(安値の18520ポイントから561ポイント回復して終了)、市場の投資マインドは決して冷え込んでいないと考えられます。

  したがって、来週のマーケットも利益確定売りをこなしながら底堅く推移するのではないでしょうか。その場合は、引き続き本土マネーの流入期待がテーマになるはずです。

 

 今朝配信したネット証券向けニュース「相場見通し」でも述べましたが、工商銀行(1398/HK)傘下の資産運用会社がQDIIファンドの認可を受けることを見越し、ヘッジファンドや香港地元勢の先回り買いが加速しています。相場の過熱感は否定できないものの、共産党大会の期間中(15日から開催)には厳しい引き締め策は実施されないとの見方が有力です。

 

 こうした環境の下では、投信などのファンドが好みそうな大型優良株がマーケットをけん引する流れが強まると思われます。なかでも本日は、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)の急騰が目に付きました(7.3%高の16.62香港ドルと最高値を更新して終了)。ペトロチャイナに関しては、原油価格の上昇もさることながら、A株上場計画の進捗やタリム盆地の新ガス田発見も刺激材料です。

 

  他のテーマでは、親会社資産の注入が再びクローズアップされはじめたことに注目です。親会社のバルク船団を取得することを材料に昨日大幅高となった中国遠洋控股(チャイナ・コスコ・ホールディングス:1919/HK)は、この日9.8%安と急反落したものの、昨日引け後に資産注入計画を発表した中国外運(サイノトランス:598/HK)は5.5%高と急伸です。

 これを踏まえれば、(本日は軒並みマイナスで引けたものの)同じく資産注入の思惑がある大連港(2880/HK)、天津港(3382/HK)、浙江高速(576/HK)、四川高速(107/HK)あたりにも動きがみられるかもしれません。

 

2007/10/5 金曜日

H株主導で急反発、大幅続落後の買い戻し加速

 短期調整一巡で上昇トレンド回復へ――。本日の香港マーケットは、一昨日、昨日と続いた急落で値ごろ感が強まるなか、H株の大型優良株を中心に買い戻しの動きが加速する流れとなりました。2日間で1246ポイント(約7%)の下げを記録したH株指数は、この日3分の2を取り返した格好です。

       今週半ばの調整については、昨日の本欄で「基本的には、一昨日までの急騰に対する警戒感で手仕舞い売りが相次いだためと考えられます。H株指数に至っては、9月の一カ月間で3割の値上がりを記録していただけに、スピード調整を余儀なくされるも自然な成り行きと言えましょう」と述べたとおり、急落につながるような特段の悪材料はなかったと言えます。ファンダメンタルズの悪化ではなく、単にテクニカルな下げだったと考えてよさそうです。

       大型優良株の主導で急騰した本日の力強い値動きを見る限り、2日間の下げにより反発エネルギーがしっかり充填された感があります。ということは、中国本土の国慶節連休が明ける来週の相場も一段と上昇期待が高まりそう……。今夜の米株が大きく崩れなければ(9月雇用統計の結果によって急落することがなければ)、香港マーケットは再び最高値を取りに行く展開になるのではないでしょうか。

       上昇トレンド持続の背景には、言うまでもなく本土マネーの流入期待があります。香港株を投資対象とした適格国内機関投資家(QDII)ファンドの設定が相次ぐ中、香港市場では資金需給の好転観測がさらに強まると見てよいでしょう。

       香港域内にもポジティブなニュースが流れています。市場で「ドナルド・ツァン政務司長官が10日予定の施政方針演説で、法人税の引き下げを発表する」という観測が浮上。ただでさえ調子の良い香港経済は、これが実施されれば景気が一段と刺激されることになります。

       もっとも、内外環境がそろって良好な今の香港マーケットも、ここから一本調子の上昇が続くと言い切れるわけではありません。昨日お話した通り、長期の上昇局面が想定されるとはいえ、これを維持するためには適宜なガス抜きが必要となるからです。

       おそらく次の調整は、今月の第3週から第4週のあたりではないかと考えます。中国本土の月次経済統計をにらみながら、そのころに利上げ懸念が強まるというのが理由の一つ。また、本土企業の第3四半期決算が発表されるにつれ、一部企業(A/H同時上場銘柄を含む)の増益率が鈍化する恐れがあるのも要因です。本土鉱工業企業の業績について、足元は上半期からやや伸び悩んでいる、と伝えられているため。それを口実に、利益確定売りが膨らむ場面がみられると考える次第です。

       もっとも、第1、第2四半期の勢いが強すぎたことの反動とみれば、特にファンダメンタルズの悪化を心配する必要はないでしょう。むしろ、年末に向けた上昇相場を前にした良い押し目になるかもしれません。

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マイちゃん(佐々木 麻妃)
プロフィール
東京都生まれ。女子大卒業後、時計部品商社などの勤務を経て04年に亜州IR(中国株情報ベンダー)入社。中国株の実戦経験を経ながら、語学と証券知識の勉強、同社の看板アナリスト兼リポーターに。05年からは日刊ゲンダイの株式欄(水曜日)で「株りつきChina!」を連載中。彼女の取り上げたポートフォリオは現在素晴らしい成績を収めています。
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    国内株式が低迷している中、お隣の中国では株式が絶好調!!JPモルガン・チェースの調査によれば、Bricsが騒がれている中、意外と知られていないのが、中国がBRICsの中で最も予想PERが低い市場であり、最も出遅れている市場ということ。 中国企業のEPSはこれまで、過小評価されていたとの見方を踏まえた上で、07年のEPSについて、人民元上昇や、企業所得税1本化などを背景に市場予想を上回る伸びとなる可能性もあると予測しています。 さらに、現在の中国が日本の何時の時代に相当するかを見ますと、インフラを基準にすれば、日本でオリンピックが開催された年前後、また、人民元切り上げ状況を基準にすれば、日本の1973年前後に位置。 いずれにしても、かつて迎えた日本の高度成長時代を中国が今後歩んでいくことに変わりありません。 この機会に中国株及び、中国の経済を研究され、分散ポートフォリオの一貫として、中国株にも資産の一部を組み込まれては如何でしょう。 本コーナーでは、最新の中国株情報、及び中国経済ニュースを公開していきます。また、現地メディアが報じた未確認情報や耳より情報、さらに、香港サンフンカイ証券特約の現地ホット情報などもご紹介していきます。